サタデーブックスが主催するオンライン読書会です。
6月の課題図書はハンナ・アーレント『人間の条件』 (ちくま学芸文庫) です。
ここのところビジネス書が続いていたので、今回は古典に回帰してみます。
===帯の紹介文===
条件づけられた人間が環境に働きかける内発的な能力、すなわち「人間の条件」の最も基本的要素となる活動力は、《労働》《仕事》《活動》の三側面から考察することができよう。ところが《労働》の優位のもと、《仕事》《活動》が人間的意味を失った近代以降、現代世界の危機が用意されることになったのである。こうした「人間の条件」の変貌は、遠くギリシアのポリスに源を発する「公的領域」の喪失と、国民国家の規模にまで肥大化した「私的領域」の支配をもたらすだろう。本書は、全体主義の現実的基盤となった大衆社会の思想的系譜を明らかにしようした、アレントの主著のひとつである。
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これも、学生時代に買っておいて、もう何年も積読になっていた一冊。社会経験を積んできた今だからこそ、<労働><仕事><活動>も、より地に足のついた感覚として捉えられるんじゃないかと思っています。
分野としては「政治」に分類される本。あくまで、「政局」ではなく「政治」。
市民の政治参加って、最近改めて重要だと思っているテーマで、なにかやりたいと思っています。
読書会の内容としては、主催者が要約をした上で、参加者同士で感想をシェアするようなイメージです。
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